高岡市でもようやく新型コロナウィルスワクチンの高齢者接種が始まりました。7月末接種完了を目指していますが新型コロナウィルス、変異ウイルスの感染拡大で3度目の非常事態宣言がだされ、ソーシャルディスタンス(社会的距離の要件)、「3密回避」、不要不急の外出の自粛を要請されています。
また、新しい試みとして「第19回総会 武田篤先生医療講演」(4月25日)をオンライン会議(Zoom)で開催することが出来ました。
富山パーキンソン病友の会ではスマホのグループ通話(LINE)を使っての役員会議、各支部(富山、高岡、新川)の活動・行事の運営連絡、リハビリ体操・笑いヨガなどの活動紹介をオンライン会議(LINE、Zoom)で実施しています。ただでさえ外出しにくい状況下での「オンライン・リモート活動」がまだまだこれからも続きそうです。また、今井先生、赤尾さんをはじめ多くの患者支援者のご協力を頂きまして誠にありがとうございます。
本年度の役員の改選に当たっては、会長は患者、介護者(家族など)のいずれが適切かも役員会で論議されました。患者は日常生活動作ADL(Activities of Daily Living:食事・移乗・排泄・トイレ動作・整容・入浴・歩行・階段昇降・更衣)が満足にできないのに会長職を引き受けることには大部無理があります。今年はできても、来年は? しかし、患者の気持ちはよくわかるはずだと・・・。
また、会長に集中していた作業(会報編集、相談窓口、会計、外部交渉、全体調整など)を分担して、共通の目的に向かってそれぞれの役割を果たすチームのように分担しようと担当を決めることにしました。活動には「個々が持つ力」を理解すること、相手に想いを馳せることが不可欠です。いろいろな発見が相互理解やモチベーションにつながりますし、よい雰囲気がつくれるかなと思います。
まだまだ、手探りの状態ですが、会員の皆さんの集いの場、生きがいの場となりますよう、たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。誰もが突然障害者になる可能性があり、また、高齢者になります。社会全体が幸福で安定した生活を過ごせ、未来に希望を感じる社会を目指して行けたらと思います。
いまだに、新型コロナウィルスの先行き不安な状況ですが、皆さまには感染防止に留意されますとともに友の会の活動に一層のご理解とご協力をお願いいたします。
富山PD友の会ミーティングについて
昨年より月1回第3土曜日19時30分より定期開催しています。
リハビリや相談会などを行っていて、参加者は徐々に増加しています。
会員の方どなたでも参加できますのでご自由に参加ください。
●グループ通話(LINE:ライン)について
友だちや家族と、トーク・音声通話・ビデオ通話ができるアプリです。スマホ、タブレット、パソコンで利用できますがアカウントの新規登録には電話番号認証が必要です。(パソコン単独での新規登録はできません)無料で、メンバー同士であれば、いつでも、どこでもリアルタイムの通話ができます。メンバー全員に登録してもらい、アクションをしてもらうことでグループ通話ができます。各支部(富山、高岡、新川)の活動・行事の運営連絡用グループ(富山地区交流会、畠リハビリジム、はるみの会)のメンバーに「友だち」登録、登録されている支部のグループへ「友だちを招待する」で追加登録してもらって下さい。これにより登録されたグループの運営連絡を受け取ることができます。この機能を使ってオンライン会議(Zoom)の開催日時、URL、ミーティングID、パスコードを連絡します。
参照)YouTube LINE使い方・初心者基本・シニア講座【完全版】
https://www.youtube.com/watch?v=WiKEVucHrVc
●オンライン会議(Zoom:ズーム)について
ビデオ会議、オンライン会議、チャット、モバイルコラボレーションを組み合わせた主にWeb上でのコミュニケーションアプリです。人数制限がなく、パスワードも設定できますが、複数人とビデオ会議の場合、40分の時間制限が付きます。時間制限を外すなどする場合に、主催者に料金が発生します。(参加者は無料)オンライン会議の開催日時、URL、ミーティングID、パスコードなどをLINE・Eメール・会報で案内します。
参照)YouTube 【最新版】ZOOMの使い方を1から分かりやすく解説。【テレワーク】
https://www.youtube.com/watch?v=zXX-hxUZJUk
富山県パーキンソン病友の会通信
全国パーキンソン病友の会富山県支部 NO.112 2021.06.18 より転載
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富山県パーキンソン病友の会通信
全国パーキンソン病友の会富山県支部 NO.109 2020.12.10 より転載---------------------------------------------------------------------------------------------------
新型コロナ時代を生き抜くために 2020.12 副会長 澤田章治
富山県パーキンソン病友の会通信
全国パーキンソン病友の会富山県支部 NO.109 2020.12.10 より転載---------------------------------------------------------------------------------------------------
パーキンソン病を生き抜くために 2020.12 副会長 澤田章治
●早めに適切な治療を受けて、規則正しい生活(薬の服用、積極的なリハビリテーション)を送ることが大切です。
●患者本人が上手に病気と付き合ってくれる環境を作ることと病気を理解することです。
この生活環境については、食事介助方法や衣類(着脱しやすくするためにワンランク上のサイズ物に)、生活行動方法・範囲(患者と介護者の部屋を分ける、寝室の移動(トイレ、浴室の近くにする)、電動介護ベッドの利用、冷暖房のためエアコン設置などの見直しをする必要があります。
●「安全で動きやすい住宅環境」を整えましょう。
歩いて移動できる場合には、手すり、滑り止めなどを設けて、すくみ足の補助や転倒防止に役立てます。
●薬との良好期間を延ばす、
●運動合併症を減らす、
●他疾患の合併症を減らす、
●日常生活動作ADL(Activities of Daily Living)(食事・移乗・排泄・トイレ動作・整容・入浴・歩行・階段昇降・更衣)を保つ、生活の質QOL( Quality Of Life :クオリティオブライフ)を保つ)
●「安心して自分らしく健康に生活するのにできることは何か」を考える機会にしましょう。誰もが住み慣れたところで安心して自分らしく年をとることができる生活環境を整えることが必要です。
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「うつ伏せゴロゴロ寝運動」で便秘対策 2020.12
高岡市 澤田章治
1,「大ぜん動」を促して便秘を解消する方法 毎日夜寝る前に「うつ伏せゴロゴロ寝運動」をすると、大腸に溜まったガスを追い出すことができます。すると、ガスのために動きがにぶくなっていた大腸が活発に動くようになって「大ぜん動」が復活!便秘を解消する効果が期待できます。 ①夜寝る前にうつぶせの状態になり10分間動かずにじっとします。 ②この時おへその辺りに枕やクッションなどを敷くとより効果が高いです。 ③10分経ったら、体を左右に転がすように傾ける動きを5往復行います。 ※高齢者や体の不自由な方、腰などの関節に不安がある方などは、痛みが出ることがあります。決して無理をしないでください。 ※食後2、3時間は避けてください。
2.食物繊維を効果的に摂る方法 便秘になったら「食物繊維」!という方も多いと思いますが、食物繊維は「便秘予防」に効果はありますが、「便秘改善」には逆効果の場合もあるので注意が必要です。 ①便秘の時は、うどんやお粥など消化吸収のよい炭水化物をとるよう心がける。 ②便秘が解消したら、便秘の再発予防のため食物繊維をとるよう心がける。 便秘の時に食物繊維を摂っても便秘が解消されない、「お腹が張る」などの症状がある方は、ぜひ試してみてください。
3.生活習慣の改善のポイント 便秘の改善には、食生活を整えることも大切です。 ・1日3食を守り、朝食は必ずとる 食事の量が少ないと便が腸内を移動するのに時間がかかるため、水分が吸収されすぎて便が硬くなるからです。 ・食物繊維を適量とる 便のかさを増やすことで、便を出しやすくする働きがあります。 ・腸内環境を整える 腸内環境のバランスが崩れていると、便秘を起こしやすくなります。腸内環境をよい状態にするには、食物繊維、ヨーグルトや納豆といった発酵食品を適量とりましょう。 ・水分をこまめにとる 便秘の原因の1つは、便が硬くなってしまうことです。便秘の改善には、水分を適量とることが大切なので、こまめに水分補給をしましょう。 ・運動と排便習慣 排便するときには腹筋とか骨盤の筋肉と多くの筋肉を総動員しています。 そのために筋力を鍛える、あるいは衰えないように維持するということが有効です。また、腸の動きを活発にするために、日頃から自分ができる範囲で運動することや、排便習慣をつけることも大切です。 食後は通常、便意をもよおしやすいので、便秘のある人は意識してトイレに行くようにします。一般的に朝食後は便意がもよおしやすいので、意識してトイレに行くようにしましょう。
4.医療機関による薬物治療 生活習慣を見直しても便秘が十分に改善しない場合は医療機関で薬物療法を行います。便秘の薬には、腸内で水分の分泌を増やし、便を柔らかくして排便を促す薬や大腸のぜん動運動を促す薬などがあります。 ・酸化マグネシウム 酸化マグネシウムは腸に入ると、腸の壁から水分を引き寄せることで軟らかくかさのある便にして、排泄しやすくする薬理作用があります。 ・ルピプロストン ルピプロストンは小腸に働きかけて水分の分泌を促すことにより便を軟らかくして自然に排出しやすくする薬です。 ・大腸ぜん動運動を促す刺激性下剤 大腸ぜん動運動を促進する刺激性下剤にはアントラキノン系とジフェノール系があります。 アントラキノン系にはセンナやセンノシド、アロエなどが分類され、これらの成分を含む便秘薬は毎日使ってはいけません。習慣性、依存性があり、長時間漫然と毎日使っていると効果がなくなってきてしまいます。 ジフェノール系にはピコスルファートやナトリウムがあります。 ・漢方薬による治療 便秘治療に使われる漢方薬には効果の現れ方が強いものから弱いものまで たくさんの種類があります。 いずれも、自己判断で選ばずに医師に相談した上で使うことが大切です。 基本的に週3回以上の通便がある場合にはひとまず様子を見るのが良いでしょう。目安は週3回程度排便しているかどうかで、加えて腹部膨満、残便感などがある場合には医師の受診をおすすめします。 <参考資料>
NHK「マイあさ!健康ライフ」、「ガッテン! 司会:立川志の輔」より
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ごあいさつ 2020.6.23
副会長 澤田章治
副会長 澤田章治
副会長 澤田章治
15年ほど前に高岡市二塚に「畠リハビリジム」を立ち上げられた畠勲児さんの一周忌が、11月の行事「りんご狩り」の少し前に行われたと聞きました。二年前の夏、畠さんが炎天下を自転車で「納屋を改造した畠ジム」へ案内してくださいました。おかげさまで今もパーキンソン病友の会のヨガ体操(小林先生)を学ばせてもらっています。
2008年の正月休みに家族から「右足を引きずっている」との指摘をうけ、知り合いの「北林クリニック」に相談して富山大学病院を紹介してもらいました。平成20年4月一週間の検査入院の結果、パーキンソン病(脳が出す運動の指令がうまく伝わらず、スムーズに動けなくなる病気、ゆっくりと進行する。根本的な治療が確立していないことから難病とされています。アルツハイマー病に次いで、2番目に多い進行性の神経変性疾患。「手足などが震える」や「手足の動きが遅くなる」などの運動症状が表れる「早期」に始まり、「運動合併症」「姿勢保持障害(転びやすい)」が生じる「進行期」、日常生活全般に介助が必要となる「後期」に至るまで、10年単位の長い経過をたどります。)と診断されました。
当初は、パーキンソン病について難病としての認識はなく、毎日半錠の薬(ネオドパストン)を飲むのと転倒に気をつける程度でした。東京での単身赴任で食生活などの不規則な習慣が原因かなと思っていました。2011年(平成23年)に退職、職業訓練のために富山職業能力開発促進センター(ポリテクセンター富山)に通学したりもしましたが、右足の動きが少しづつ悪くなり、「前かがみの姿勢(遅くなる)」、「左ボタン止めがしにくい」、「食事に自分だけ遅れる」、「少しの段差でつまずく」、「便秘」、「夜間頻尿」といった症状が進んできました。
日常生活では、「身体が思うように動かせない」、「服の脱ぎ着がしづらい」、「食事がしにくい」、「洗面や歯磨きがしにくい」、「体を洗いにくい」、「寝返りがしにくい」、「起き上がりにくい」、「なかなか立ち上がれない」、「歩きにくい」、「転倒しやすい」などの症状が出てきます。また、バランスがとりづらいため足が前に出にくくなり、つまずいたり転んだりしやすくなり、いったん歩き出すと小走りになって止まらなくなったりしました。このため、バランスを取ろうとしてふだんから立ったときに前かがみになり、歩くときはすり足で歩幅が小さくなりがちになりました。そのために杖や歩行器を使ったりしています。現在は、富山大学病院から開業された福岡の「田口クリニック」に」通院しています。
ところで私は夜間、腰痛や頻尿で寝れないために、寝返りをしたり大きさや硬さの異なる枕を使って痛みの弱くなる体勢を探すこと(仰向け、うつ伏せ、右側下、左側下、椅子に座る、座る、ぶら下がり、逆立ち?)や湿布を貼ったり、寒いときは腰部をホッカイロや乾燥機で暖めたりして痛みの緩和を図っています。
睡眠薬などを使って無理して寝ようとせずに眠くなるまで「起きていることを有効利用」してみたらどうでしょうか? 深夜放送を聴くのもひとつ 深夜放送ラジオ番組といえば文化放送の「土居まさる・真夜中のリクエストコーナー」「セイ!ヤング」やニッポン放送の「糸居五郎のオールナイトニッポン」などが思い出されます。
2~3年前から夜間たびたび起きるようになってから、NHKの深夜放送番組の「ラジオ深夜便」(ラジオ第1放送、FMラジオ放送)を聞くようになりました。2時台のロマンチックコンサート(主に洋楽、クラシック、映画音楽など日本外国音楽)、3時台にっぽんの歌こころの歌(童謡、唱歌、日本のヒット曲、懐メロなど、邦楽)では過去の流行歌などが聞けます。(インターネットの「NHKらじるらじる」でもパソコン、スマホで聞けます)
音楽は「記憶の扉を開けるカギ」とも言われており、子どものときに歌った唱歌や若いころに流行した曲を聞くと、回想法と同様に昔のことを思い出します。また、全国の天気概況を聞いて明日のことを考えます。朝の「健康ライフ」も参考になります。
それからもうひとつ、「浴室、廊下、椅子、ベッドはあなたのトレーニング場・競技場・コート」です。いつものリハビリ、運動でできることをやりましょう。来年は「2020東京オリンピック・パラリンピック」 春になれば、「全豪オープン」にはじまり「全仏」、「ウィンブルドン」、「全米」と順に開催されます。「錦織選手」「松岡元選手」「大坂選手」「杉山選手」「伊達元選手」と一緒にプレイをしましよう。
「シャワーをあびながら足踏み(30~40歩)」、「体を洗いながらストレッチ」、元気な頃をイメージして、椅子、ベッドの上で「トスをあげてサーブ」、「フォアハンドで相手のバックサイドへリターン」、「バックハンドでフォアサイドへ」、「ドロップショット」、「スマシュ」・・・ 「横になって手を上に・・・」「ベッドの柵を引っ張って・・・」
調子に乗っていると腰痛が・・・
また、いつかの役員会で子供から「サンタクロースはいない」と友達に教えられたと言われ回答に困ったとの話がでたことがありました。「恋人がサンタクロース( 松任谷由実1980年)」というフレーズがありましたが、「私達患者にとってのサンタクロースはボランティアの方々・家族」です。本年も何かとお世話になりありがとうございました。来年もよろしくおねがいします。
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畠リハビリジム お花見会 2019.5.
高岡市 澤田章治
4月恒例のお花見会が4月8日 に開催されました。参加者は8名(ボランティアの方は5名)9時半に福祉バスで畠リハビリジム出発 太閤山ランド(1983年に、にっぽん新世紀博覧会の会場としてオープンした。1992年にはジャパンエキスポ富山の会場)、白鳥の飛来地として知られている田尻湖を経て10時頃に古洞の森(とやま古洞の森自然活用村)に到着しました。
とやま古洞の森自然活用村は、呉羽カントリーのそばにあるかなり広い敷地で古洞池と緑豊かな自然に囲まれた複合レジャー施設です。野鳥や越冬の白鳥観測地としても知られており、自然豊かなところで、散策路も整備されていました。古洞の湯やバーベキューガーデンなどもありました。(平日はバイキングレストラン営業休止です。)
昨年は雨の中で「富山県中央植物園」での花見でしたが、今年は晴天に恵まれましたがソメイヨシノの満開には少し早い感じでした。
休息を兼ねてのビンゴ、カラオケで盛り上がりました。古洞の湯に入り、午後4時頃無事に畠ジム到着。
準備して頂いた畠ジム幹事の皆さん、ボランティアの皆様のお手伝いで今年も楽しく過ごすことができました。
追記)4月20日-拙宅の西側の村で有名な「ばんすつぁのしだれ桜、ソメイヨシノ」が散り始めています。田起こし、代掻きのトラクタ-の音が響いています。
富山県パーキンソン病友の会通信
全国パーキンソン病友の会富山県支部 NO.102 2019.5.30 より転載