富山県パーキンソン病友の会

(全国パーキンソン病友の会富山県支部)

2016年10月

20161012
昨日12日、畠リハビリジムの野外活動で、「さつまいも堀り」に行ってきました。
全員が初体験で、一本の地下茎にたくさん繋がっているのかと思っていたけれど、地下茎らしきものはなく、掘り下げていっても2から3個ほどしか掘りだせず、持ち帰りできたのは一人に2個だけとちょっと期待はずれであったが、収穫した芋を焼き芋にしてホカホカの秋の味覚を楽しんだ一日でした。

ちなみに、本日10月13日は、「さつまいもの日」だそうです。
どうして、10月13日がさつまいもの日かというと、「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」の「十三里」はさつまいもの異名で、江戸から十三里(約52㎞)離れたところにある川越のサツマイモがおいしかったことから生まれた言葉です。
そこから、1987年に埼玉県川越市の市民グループ「川越いも友の会」が、旬にあたる10月13日を「さつまいもの日」と定めました。

ところで、ほとんどのパーキンソン病の患者さんが便秘に悩まされていて、さつまいもは食物繊維が多く便秘に効果があると思われているでしょうが、実は反対でごぼうやさつまいもなどの繊維の長い根菜類は、かえって便秘を悪化させることもあるので注意した方が良いでしょう。繊維の短いくだものが便秘解消に役立ちます。
さらに、さつまいもは不溶性食物繊維なので、消化されず水分を吸収して腸内で詰まってしまったりして、便通が悪くなるともいわれています。

私見ですが、ひどい便秘の場合はさつまいもに含まれる食物繊維が便秘を悪化させることが多いようです。
便秘の程度は人それぞれ異なります。便秘解消にさつまいもが合う人と合わない人がいるということを覚えておきましょう。

なお、便秘は病気自体の症状(自律神経症状)によるものですが、病気のせいで運動不足や胃腸の働きが弱くなることも原因と考えられるので、食事内容だけでなくリハビリ体操が重要になります。
現在、畠リハビリジムでは、便秘対策として「あいうべ体操」(体操についてはネットで検索すれば見つかります)というのを取り入れています。結構効果があると喜ばれているので、一度お試しください。
しかし、一人で続けるのは難しいでしょうから、是非、ご一緒にリハビリをしませんか。
投稿者 新田 恒有

富山県パーキンソン病友の会の毎年恒例となった、医療講演と一泊温泉旅行に昨日2日から3日にかけて行ってきました。
場所は、世界遺産の合掌造りがある五箇山温泉の五箇山荘です。

なお、掲載写真は、プライバシー保護のため、顔はマスク処理してあります。

今回の医療講演は、LSVTというパーキンソン病に特化したリハビリプログラムについてで、指導者の資格を取得された、田村茂先生(地域リハビリ支援室・タムラ 代表/医学療法士)にお話をしてもらいました。
しかし、ホテル到着から会議室への集合に手間取って講演開始が遅れてしまい、残念ながら駆け足での概要説明で終わってしまいました。
詳細はよく分からなかったけれど、LSVTには声、音声の訓練を行うLOUD(ラウド)と、動き、動作の訓練を行うBIG(ビッグ)とがあること。
4週間の入院が必要だということ。
トレーニングがハードなため関節痛や筋肉痛などで途中脱落者がかなり多いということ。
また、実際に、腰が伸びて動きがスムーズになった患者さんが何人もいるということ。
などが印象に残りました。
それで聴講者の中には関心を持たれた方もいると思うので、田村先生に次号の会報に寄稿してもらうことにして、事務局としても継続して講演や情報提供の機会を設けていきたいと考えています。
20161002_LGVT
閑話休題。
入浴の後、続いて18時から、毎年恒例の大宴会がはじまりました。
総勢57名で少し女性の方が多いせいか、それとも症状や服薬との関係なのか、お酒は皆さん控えめでありました。その代わり、遠慮を知らず積極的にカラオケのマイクを握る人が絶えず、途切れることなく歌声が響いていました。
20161002_Karaoke
更に興が乗ってきてダンスがはじまると、若い頃を思い出したのか恥ずかしそうにうつむく女性に、冷やかしの拍手が送られてヤンヤヤンヤと盛り上がりました。
20161002_DANCE
明けて翌日、昨夜の疲れはまったく見られず、普段より軽い足取りで歩く人がいたりと、皆さん楽しい思い出作りができたらしく満足された笑みが溢れていました。
今回参加できなかった会員の方々へのおみやげ話は、次号の会報に掲載しますのでお楽しみに……。

また、会員でない方々は、友の会の活動に関心を持っていただけたでしょうか。
ご一緒に楽しい療養生活をおくりませんか。
友の会への入会をお待ちしています。
投稿者 新田 恒有

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