富山県パーキンソン病友の会

(全国パーキンソン病友の会富山県支部)

2024年06月

インターネットを快適に楽しむには回線速度が重要で、回線速度の目安は何を利用するかによって異なります。回線速度が遅いと、映画やドラマが途中で止まったり、オンラインゲームでラグが起こったりします。
Webサイトの閲覧
インターネットサイトの閲覧に必要な回線速度の目安は1Mbps~10Mbpsで、ほとんどのWebサイトは、閲覧するだけであれば1Mbpsもあれば十分です。ただし、画像や音楽などを多用しているサイトだと、回線速度は10Mbps以上あったほうが良いでしょう。
ZoomのようなWeb会議
Zoomのような双方向コミュニケーションツールでは、下りだけでなく上りの回線速度も重要です。
上りの回線速度が遅いと、画面や音声が途切れたり届かなくなったりします。また、Web会議は画質が良く、取り扱うデータの容量も大きくなるため、人数が多くなるほど必要な回線速度の目安も速くなります。スマホで参加するときは通信環境の良い場所か、Wi-Fiに接続しておこなうようにしましょう。

速度の単位は「bps(ビーピーエス)」

Wi-Fiの速度は、「bps(ビーピーエス)」の単位で表されます。「bps」は「bit per second」の略で、1秒あたりに転送されるデータの量を示します。データの量は「bit(ビット)」で示されます。「bps」の数字が大きい場合、「bps」の1000倍の単位である「kbps(キロビーピーエス)」、100万倍の単位である「Mbps(メガビーピーエス)」、10億倍の単位である「Gbps(ギガビーピーエス)」の単位が利用されます。一般的に、Wi-Fiルーターや回線の速度を表す際は「Mbps」が使用されます。速度が大きいほど送受信できるデータ量が大きく、快適な環境であることを示します。

「理論値」より「実測値」が重要

通信速度には、理論値と実測値があります。理論値は、すべてが理想的な状態で、最も速度が出る場合に期待できる速度の数字をいいます。ただし、現実には回線の輻輳(ふくそう、アクセスが集中して混雑し通信が遅くなること)や、Wi-Fiの通信距離が離れることによる信号の伝送効率の低下など、様々な事情から速度は理論値どおりに出ることはありません。こうした速度低下の要因を含めて、実際の環境で測定された速度を、実測値といいます。実際のインターネット利用は、実測値に基づく速度で通信するため、速度の目安を考える場合は実測値で考える必要があります。

速度(実測値)は無料のWebサービスで計測できる

速度の理論値は、回線事業者やプロバイダーの契約プラン、Wi-Fiルーターのメーカーのカタログから確認することができます。実測値は、公表されている場合も公表されていない場合もあります。なお、自分の通信環境の実測値であれば、インターネット上の無料のWebサービスで計測することもできます。ブラウザーから、「スピードテスト」で検索すると、Google社ほか、多くの事業者が無料で提供している速度測定のWebサービスを見つけることができるはずです。一度、自分のWi-Fi環境がどの程度の速度が出るのか、計測してみてはいかがでしょうか?

さまざまなインターネット回線

インターネットを閲覧する場合、回線事業者やプロバイダーと、インターネット接続サービスの利用について契約を結びます。回線には、光回線、ケーブルテレビ回線、モバイル回線など、さまざまな形態がありますが、それぞれに特長があり、通信速度も異なります。最近は、都市部限定で、10Gbpsもの高速回線を提供する事業者もあります。

生活スタイルに応じて回線を選ぼう

回線の選択にあたっては、速度を重視する場合は、光回線がおすすめです。通信速度が大きく、安定したインターネット接続を期待することができます。ケーブルテレビ回線は、光回線に比べると速度が小さくなりますが、インターネットアクセスと一緒にテレビ番組を受信することができます(※)。一方、引っ越しが多く手軽にインターネット回線を契約したい場合には、モバイル回線がおすすめです。ポケットWi-Fiであれば、外出先でもネット利用できます。自分の生活スタイルに合わせて、最適な回線を選択しましょう。
なお、インターネット回線は、回線の速度がインターネット利用の速度の上限値になります。自宅内の通信機器の通信速度がどれだけ速くても、出口のインターネット回線が遅ければ、全体として速度は低下してしまいます。速度にこだわる場合は、通信速度の速い回線、プロバイダーと契約をしましょう。

インターネットアクセスを光回線で提供するケーブルテレビ事業者が増えてきました。令和2年度末、光回線を利用して放送を行う事業者は464社中342社で、73.7%になりました。(出典:総務省「ケーブルテレビの現状」令和3年9月版)ケーブルテレビであっても、光回線と同様の通信速度の場合があります。詳細はご自宅エリアのケーブルテレビ会社にご確認ください。

速度測定のWebサービスは、自分の回線の混雑状況だけでなく、サービス提供会社側の処理能力など様々な要因に依存するため、結果は大きく変動し厳密な速度測定はできません。実測値はあくまで目安としてお考えください。次のWi-Fi速度の目安としては、端末あたり実測値で30Mbpsを目指してみてはいかがでしょうか。メールなどテキストだけの通信であれば 1Mbps、一般的なWebページや標準画質の動画の閲覧であれば10Mbps、高画質動画の閲覧でも30Mbpsあれば十分です。大容量のファイル転送も時間をかけて通信すれば問題ありません。快適なWi-Fi環境を味わうことができるはずです。









令和6年元日、北陸地方で今まで経験したことのない大きな地震、能登半島地震がありました。県内では地盤の液状化による被害が多くありました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますと共に一日も早い復旧・復興を願いたいと思います。あらためて日頃の生活の大切さを感じました。あじさいが咲き始め、新緑となり屋外での活動 も快適にできるようになりました。太陽の光を朝起きてカーテンを開けて浴びる。それだけで気持ちよさを感じるのは、皆さんも経験があるのではないでしょうか。朝に太陽の光を浴び、朝の爽快感が味わうことで心も体も健康的に生きられるようになります。さらに朝に散歩がてら緑豊かな公園を歩くことで心身の健康効果が高まると言われています。
さて、本年度のパーキンソン友の会富山県支部の主な事業活動としましては
●国会請願集会・親睦会
●各地区交流会
一泊研修・交流会 昨年はなんとか新型コロナウイルスの感染もようやく落ち着き、感染防止に務め開催できました。
本年度は日帰りでの交流会を予定しています。多数の参加をお願いします。
●友の会の会報について 全国会報の「全国パーキンソン病友の会会報」については印刷会社から直接送付にするようになりました。これまでは会員の分は一括して支部に送付されていました。支部の封筒詰めや郵送業務など作業の軽減を図ることができました。
●富山県支部会報
会員、賛助会員(100)、病院、包括支援センター、各県の支部、広告社などに350部作成しています。表紙のカラー印刷は外注化しました。
以前よりWord(パソコンのワープロソフトウェア)での手作りの会報ですが,読み易くするために少しずつ改良されています。縦書きから 横書き、2段の横書きから1段へ、フォントサイズを大きくなど工夫してきました。皆さんからの投稿大歓迎です。(サンフォルテでのコピー、製本、封筒詰めの作業は有志役員の協力の賜物です。)
さて、本年度のパーキンソン友の会富山県支部の主な事業活動としましては
●国会請願集会・親睦会
●各地区交流会
一泊研修・交流会 昨年はなんとか新型コロナウイルスの感染もようやく落ち着き、感染防止に務め開催できました。
本年度は日帰りでの交流会を予定しています。多数の参加をお願いします。
●友の会の会報について 全国会報の「全国パーキンソン病友の会会報」については印刷会社から直接送付にするようになりました。これまでは会員の分は一括して支部に送付されていました。支部の封筒詰めや郵送業務など作業の軽減を図ることができました。
●富山県支部会報
会員、賛助会員(100)、病院、包括支援センター、各県の支部、広告社などに350部作成しています。表紙のカラー印刷は外注化しました。
以前よりWord(パソコンのワープロソフトウェア)での手作りの会報ですが,読み易くするために少しずつ改良されています。縦書きから 横書き、2段の横書きから1段へ、フォントサイズを大きくなど工夫してきました。皆さんからの投稿大歓迎です。(サンフォルテでのコピー、製本、封筒詰めの作業は有志役員の協力の賜物です。)
●Zoom について
利便性、なるべく多くの方の参加、交通費節減、役員の負担軽減のため、総会・医療講演会、役員会、富山PD友の会、月イチおしゃべり会、パーキンソン病患者のためのニューロダンス(橋本弘子先生) などにZoomを活用する様になりました。
時間制限が30分から10時間開催できるZoom Workplace Proの年間契約を4月初めにしています。会場がサンシップからサンフォルテに変更になりましたこともあり、外部に依頼しておりましたオンライン会議を自分たちでできる様にしています。不手際があるかもしれませんがご容赦下さい。
これらのプリンター機器、zoomアプリなどには多様な機能があるために使い方次第で様々な活 用ができます。それだけに道具に振り回される事なく使いこなす必要があります。 ホームページなどで利用方法などを解説してみたいと思います。(スマホ・パソコン分類)
●ホームページについては、支部会報の表紙に記載されているQRコードを使って読み出すことが出来ます。パソコンより使い易いスマートフォン、スマホより大きな画面で、YouTubeなどの動画を楽しめるタブレットにも対応しております。Androidタブレットは、安いものだと2万円程度の商品もあります。会員の皆さんが、それぞれに合った生活を過ごしていただける環境づくりに向けて、身近になったパソコン、スマートフォン、タブレット を活用してのリハビリなどにさらに取り組んでいきたいと考えています。
●Googleアプリ(スプレッド)のファイル共有などを活用して、より便利に利用できるようにしたいと思います。
これらのアプリには多様な機能があるために、使い方次第で様々な活用ができます。それだけに使いこなす必要があります。 試行錯誤で行っている状態です。皆様の協力が必須です。よろしくお願いいたします。
パーキンソン病は原因が不明とされており 薬とリハビリで対応する方法が今のところ多いですが、それだけにひとに言われるままの薬の服用、リハビリでは対応できない場合があります。●何事も自分で考え、やってみることが重要です。自分に合った適量、適時の服用・リハビリ方法などを探し出してください。季節、体調、年齢、体力の変化にも対応する必要があります。また、ちょっとした春服や趣味に使う道具を買うことで、普段の生活の楽しみも広がり幸せを感じられるようになります。もし結局良いものが見つからなかったとしても、欲しいものを探しに外に出かけたり何を買おうかとわくわくするだけでも脳には良い影響があります。普段は節約を意識するというのは大切なことですが、たまには贅沢で美味しい食べ物を食べたり、ちょっと高いものを買う機会を作ってみるのも良いでしょう。例えばですが、リッチなホテルに泊まってみるとか、高級なランチを食べるだけでも旅行気分や贅沢な気分を味わうことができます。●高いお金を使うというより、できる範囲で新鮮な気持ちが味わえるようなお金の使い方をしたらどうでしょうか?年齢を重ねてくると、だんだんとお洒落に無頓着になってくる人も多いことでしょう。昔と比べて年を取ったのに、今更おしゃれをするなんて恥ずかしいと感じてしまう人もいるかもしれません。ですが、●好きな服を着るという生き方、好きなファッションを楽しむというのは、心のあり方をできるだけポジティブにすることで、前向きに楽しく生きていくことができます。また、配偶者がいる場合でも、●ほどよい距離感を持ってお互いに1人で時間を作っておくということも重要です。後には必ず私達は一人きりの時間を過ごさなくてはいけないわけですから、夫婦がお互いに1人の時間を作るには物理的に一緒にいる時間を減らすということになります。日中はどちらかが1人で外出する時間を作ったり、夫婦で別々の趣味を持っておくことで、別行動する時間も大切かも。そして●友達やボランティア仲間などお互いに別々の人間関係を作っておくと、いずれ1人になってしまったときでも、社会的に孤立することなく、楽しく過ごすことができます。同居者以外の他者との交流が少ない人は、認知症の発症リスクや死亡リスクが高まると言われています。年間を通して活発に活動ができる環境づくりのために日々体を動かし、リハビリに励み、それぞれの方が満足できる生活を過ごすことを支援できればと考えています。今後も変わらぬご協力ご理解を賜ります様お願いいたします。

Zoomでは、自分のPCのデスクトップ画面やミーティング中にPC上で実行・表示されているさまざまなアプリケーションの画面を相手の画面に映すことができます。この機能を「画面共有」と呼びます。PC上だけではなく、タブレットやモバイルデバイスでも同様に簡単に行えます。Zoomで共有できる画面は主に以下の通りです。 ⒈デスクトップ ⒉表示されているアプリケーション ⒊ホワイトボード ⒋iPhone/iPad 操作方法は、どの画面を共有するときも同じです。Zoomでミーティングを開催、もしくはミーティングに参加し、ミーティング画面の下に表示されている「画面共有」ボタンをクリックするだけです。クリックすると、デスクトップ画面をはじめ、いまPC上で開いているアプリケーションの画面などが一覧になって表示されますので、共有したい画面を選びます。<デスクトップの画面共有>は、その名の通り自分のPCのデスクトップ画面の様子を共有します。共有すると、それまで自分自身を映し出していたミーティング画面は閉じ、デスクトップの外枠が緑色で囲まれます。これが、画面共有中のサインです。ミーティングに参加している相手には、この緑色の枠内の様子がリアルタイムに映し出されています。この共有方法は、1台のPCの画面を複数人で覗き込みながらミーティングしていることと同じ。さまざまなアプリケーションを立ち上げて説明をしたり、会議をしたりするときに便利です。ただし、デスクトップ上に表示させているものは、マウスカーソルの動きを含めすべて相手に移し出されますので、フォルダやファイルにかかったパスワードを入力する様子もすべて共有されてしまう点に注意が必要です。共有を止めるには「画面共有の停止」を示す赤いストップボタンをクリックすればすぐ停止できます。もし誤って本来共有すべきでない画面を共有してしまったときも、クリック一つで共有は解除できます。 <表示されているアプリケーションを共有> デスクトップ全体を共有するのではなく、特定のアプリケーションの画面のみを相手に共有することもできます。パスワードの入力画面など、一部相手には見られたくない操作が必要なときなどはアプリケーション画面のみを共有したほうがセキュリティ面でも安心して利用できます。デスクトップ画面を共有するのと同様に、Zoomのミーティング画面の下に表示されている「画面共有」ボタンをクリックするだけ。現在表示中の画面一覧の中から、共有したいアプリケーションの画面を選択するだけです。ただし、選択する前に共有したいアプリケーションを開いておく必要があります。デスクトップ画面の共有と違う点、アプリケーションをデスクトップ上にフルサイズで開いてその様子を共有することと、特定のアプリケーションをダイレクトに選んで共有することとでは、相手の画面に映し出される様子は同じでも、共有の方法としては差があります。前者は、デスクトップの全体を共有しているので、もしアプリケーションのウィンドウを小さくしたり、動かしたりすれば、その後ろに隠れていた何かしらのウィンドウはもちろん、デスクトップの背景も共有相手の画面に映し出されてしまいます。後者は、選択されたアプリケーションの画面のみを映し出すため、共有主がアプリケーションのウィンドウをどれほど小さくしようとも、あるいは画面上のどこへ移動させようとも、相手には常にフルスクリーンでそのアプリケーションの画面だけが映し出されます(共有されているアプリケーションの画面のみが緑色の枠で囲まれます)。 共有画面を選択する際、見かけ上では両者は同じように見えるかもしれませんが、アプリケーションの場合にはアプリケーション名が、デスクトップの場合には「デスクトップ」と表示されていますので、両者の違いを理解した上で共有する画面を選びましょう。また、アプリケーション画面を共有したままアプリケーションを閉じると、共有は一時中断されますが、相手には閉じる直前の様子が映し出されたままとなります。共有を終了する際には、共有しているアプリケーションを閉じるのではなく、「共有の停止」ボタンを押して共有を終了するようにしましょう。 ●スマートフォンから参加して画面を共有する 画面共有機能は、PCだけに限った機能だけではなく、スマートフォンやタブレットでも可能です。操作はPCよりも簡単で、Zoomミーティングに参加し、共有ボタンをタップするだけ。タップすると、どの画面を共有するのか一覧が表示されます。「画面」「写真」「iCloudDrive」などから共有したいものを選びます。ただし、自分がミーティング参加者となっている場合は、ミーティングのホストから画面共有を許可を得る必要があります。 ●ホワイトボードを共有 デスクトップや特定のアプリケーションではなく、仮想のホワイトボードを表示させ、その画面を共有することもできます。「ホワイトボード機能」と呼ばれるこの機能は、会議を進めながら、内容を図示したりイラストで説明する際に非常に便利ですが参加者が慣れていることが必要になります。デスクトップ共有やアプリケーション画面の共有では、共有主の画面にミーティング参加者が何かを加えたりすることは当然ですができません。一方、このホワイトボードにはすべてのミーティング参加者が相互に書き込むことができます。参加者ごとにペンや蛍光ペンが色分けされますので、図示された内容に修正を加えたり、消しゴムで訂正したりといったことも可能です。ブレインストーミングや企画会議などの際に重宝される機能です。 ●iPhone/iPadの画面を共有 Zoomの画面共有には、自分のiPhoneやiPadの画面を相手に表示する方法もあります。これは、スマートフォンからミーティングに参加して画面を共有することとは異なり、PCやMacにミラーリングさせた(投影させた)スマートフォンの画面の様子を、PCやMacを介して共有する方法です。iOSデバイスでしか表示させられないアプリの画面を、わざわざスマートフォンからミーティングに参加せずとも相手に表示させることができるので、ウェブサイトがiPhoneの画面上でどのように表示されるのかを確認する際などに便利な機能です。このiPhone/iPadの画面共有には二つの方法があります。一つは、PCとiPhone/iPadをケーブルでつなぐ方法と、「Airplay」を使った「画面ミラーリング」による方法です。 <ケーブル接続の方法> Zoomでの操作は、いずれも上記のデスクトップ共有やアプリケーション画面の共有方法と変わりません。ミーティング中に「画面共有」ボタンをクリックして、共有画面の一覧で「iPhone/iPad via Airplay」もしくは「iPhone/iPad via Cable」をクリックします。初めてケーブル接続した場合には、「このコンピューターを信頼しますか?」という表示が出ますので「信頼」をタップします。接続を確認した上で、Zoomの画面共有ボタンをクリックします。 <Airplayを使った画面ミラーリングの方法> Airplayを使った画面ミラーリングとは、iOS/iPadOSの特徴的な機能の一つですiPhone/iPad上の画面を、連携するそのほかのデバイスに表示させられます。Airplayによる画面ミラーリングの場合には、MacとiPhone/iPadが同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります。「iPhone/iPad via Airplay」をクリックし、iPhone/iPad側で「画面ミラーリング」をタップします。すると、どのデバイスとミラーリングするかが一覧で表示されますので、連携先を選択します。Zoomミーティングの参加者には共有主のiPhone/iPadの画面が映し出されており、画面のスクロールやアプリケーションの立ち上げなど、操作している画面がリアルタイムに映し出されています。これもデスクトップの画面共有と同様に、パスワードなどを打ち込む様子もすべて共有されますのでその点には注意が必要です。共有を終了する際には、「共有の停止」を示す赤いストップボタンをタップすれば、PCの場合と同様にすぐ停止できます。ZoomでのAirplayの利用は、基本的にMacなどApple製品に限られますが、Windows製品でも専用のソフトウェアをインストールすれば利用できます。 ●Android端末の画面を共有 こうしたPCやMacを介した画面ミラーリングによる画面共有は、iPhone/iPadの場合は専用のアプリをインストールしなくても可能ですが、Android端末の場合は画面ミラーリングを可能にする専用アプリのインストールが必要です。Android端末で画面共有を行いたい場合、最もシンプルな方法は、Android端末にZoomアプリをインストールし、アプリからZoomミーティングに参加、もしくはミーティングを開催した上で、その画面を共有する方法です。ただし。自分がミーティング参加者となっている場合は、ミーティングのホストから画面共有を許可を得る必要がありますので注意が必要です。 <音声や動画の共有方法> ミーティング中、参加者と一緒に音声や動画を視聴したい場合。共有したい音声や動画を自分のPCで再生させ、その再生アプリケーションを画面共有しましょう。共有画面を選択する際に、画面下にある「コンピューターの音声を共有」にチェックを入れます。ここにチェックを入れることで、共有主のPCで再生された音声が相手でも再生されるようになります。チェックを入れずに再生すると、共有主のPCで流れた音声を、共有主のマイクが拾って相手に送信する形になり、その場合は雑音として処理されてしまいますので、大きなノイズが入るなどして正しく相手側で再生されません。また、動画の場合は「全画面ビデオクリップ用に最適化」にもチェックを入れると、フルサイズで表示した動画を適切な大きさにZoomが調整して相手側に表示してくれます。 <モバイル端末からも利用可能な画面共有> 画面共有機能は、PCでZoomミーティングに参加したときだけの機能ではなく、モバイル端末からも利用できます。たとえば、スマートフォンで自分の表情を相手に映し出すのではなく、スマートフォンで表示させたウェブサイトの画面を相手のPCに表示させながらミーティングを進めることもできます。モバイルデバイスでZoomミーティングに参加し、画面をタップして表示された画面下の「画面共有」をタップするだけで画面の共有ができます。タップすると、どの画面を表示させるかを選ぶことができ、「画面」や「写真」「iCloud Drive」などの項目が一覧表示されます。共有したいものを選べば、相手には共有主のモバイルデバイスの画面が表示されます。 <参加者からの共有にはホストの許可が必要> Zoomは基本の設定では、ミーティングを開催した人(「ホスト」と呼びます)もしくは「管理者」のみが画面を共有できます。その他のミーティング参加者が画面を共有する場合には、ホストがミーティングの設定画面で「複数の参加者に画面共有を有効にする」という項目にチェックを入れる必要があります。、ホストから招待されたミーティングにモバイルデバイスから参加しただけでは、自分のスマートフォンの画面をホストやその他の参加者に共有することはできません。これは、モバイルデバイスだけではなく、上記で説明したすべての共有方法に当てはまります。自分が主催したミーティングではない場合に画面共有を行いたい場合は、ホストもしくは管理者に対して画面共有の許可をもらい、設定にチェックを入れてもらいましょう。 <主催者と参加者での権限の違い> 上記のようにZoomでは、ミーティングを主催するホストと参加者で権限に大きな違いがあります。 Zoomでの役割は、 <画面共有がうまくできない場合の対処方法> できないケース1:ホストによる画面共有を許可されていない 上記のように、Zoomのデフォルト設定では、ミーティングの参加者の権限は限定的になっていますので、画面共有のボタンが表示されない、あるいはクリック・タップができないといった場合は、権限が付与されていないことが原因であることがよくあります。ホストに画面共有の許可を依頼してみましょう。 できないケース2:Zoomのソフト・アプリが最新版になっていない。Zoomは頻繁にアップデートを繰り返しています。アップデートのたびに機能の追加やプログラムの修正なども行われているため、うまく動作しない場合はインストールされているZoomのソフトウェア・アプリが最新版であるかどうかを確認しましょう。また、PCでもモバイルデバイスでも、OSのバージョンアップデートにアプリが追いついていないこともあります。Zoomのサイトから、対応OSのバージョンを確認しておくこともおすすめします。 <その他の特殊画面共有方法> 上記で挙げた画面共有の種類に加えて、以下のような特殊な画面共有方法もあります。 ●複数画面共有 ●書画カメラの画面共有 ●複数画面共有 画面共有はミーティングに参加している一人だけではなく「複数の参加者が同時に共有可能」にホストがチェックを入れれば、複数の参加者がそれぞれの画面を共有できます。たとえば、同じテーマでAさんがデザインしたイラスト、Bさんがデザインしたイラスト、といったように、複数のものを同時に比較したりする時に便利です。ミーティングの参加者にデュアルモニターの環境があれば、モニター1にはAさんのイラスト、モニター2にはBさんのイラスト、というようにモニターの台数分だけ共有されている画面を同時に見ることができます。デュアルモニターを有効にするには、Zoomの設定画面から「一般」のタブの「デュアルモニターの使用」にチェックを入れます。 ●書画カメラの画面共有 一般的に、Web会議を行う場合、PCに内蔵された、あるいは外付けのカメラで自分自身を映し、その映像を互いに相手に表示させて会議を進めます。Zoomでは、この自分自身を映すカメラの他にもう1台カメラを用意して、そのカメラを「書画カメラ」として認識させることができます。書画カメラとは、本や印刷された画像などを、真上から撮影するカメラです。大学のゼミや学校の授業のオンライン配信などの場合に、教科書や書籍などを映すときに便利なカメラです。こうしたカメラを用意してPCに接続したうえで、デスクトップやアプリケーションと同様にミーティング画面で画面共有ボタンをクリックします。 「ベーシック」「詳細」「ファイル」の三つのタブのなかから、「詳細」を選択し、「第2カメラのコンテンツ」をクリックすると、外部カメラの映像が出てきます。複数画面の共有と同じように、デュアルモニター環境であれば、モニターの一つには書画カメラの映像を、もう一つのモニターには、受講者の表情などを映し出しておくことができます。Zoomは画面共有機能だけでも非常に豊富なオプションや設定が用意されています。うまく活用できていなかったり、設定がうまくいかなかったりするケースもよくあります。Zoomの画面共有機能でどのようなことができるのかを理解すれば、利用シーンに合わせたより適切なWeb会議ができます。

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