2024年10月
シニアカーについて 2024.10
交通法上、歩行者とみなされ運転に免許は不要です。速度は時速6km以下に制限されています。時速6kmは、大人の早歩きほどのスピードです。そのため、シニアカーは公共の歩道や公園、電車やスーパーなどお店の中でも利用できます。ただし、店内での利用はトラブルになることもあるので、その施設のルールを事前に確認しておくことが必要です。
令和6年度第2回講演会・個別相談会・親睦会 2024.10
令和6年度 第2回 講演会・個別相談会・親睦会を開催しました。
日 時 令和6年8月18日(日)14:00~16:45 場 所 サンフォルテ(富山県民共生センター)研修会室307号室 富山市湊入船町6-7
講演 1 14:00~15:30
「パーキンソン病の理解と日常生活の工夫」「PDダンス」
講 師 宮ノ森医療大学保健医療学研究科医療科学専攻教授
橋本弘子先生
橋本先生講演 PDダンス
講演 2 15:45~16:15
「パーキンソン病のリハビリテーションの実際」
座 長 富山大学附属病院 リハビリテーション療法士長
石黒幸治先生
講 師 さくらニューロ訪問看護ステーション
理学療法士永山研太郎先生
個別相談会 16:15~16:45 橋本弘子先生 石黒幸治先生 永山研太郎先生 赤尾智子先生
親睦会 17:00~19:00 とやま自遊館神通の間 講師の先生を囲み食事をしながら情報交換、ビンゴゲームなど。最後に手話体操で楽しいひと時を過ごしました。
~個別の相談会より~
Q1 ジストニアで足の人差し指が曲がってしまい、先端に魚の目ができて痛い。
A:足指のストレッチや足指先の保湿とクッション保護、靴のインソールを調整して使用する等出来うることを既に実践して緩和に努めておられますが、苦痛が強いとのこと。足指・足裏のストレッチと保湿クリームの擦り込みは根気よく続けてなるべく柔らかくしましょう。外反母趾も強い側の足でもあり、通院先の整形外科への相談もお勧めします。
Q2 方向転換がコンパクトに出来なくて困る。
A:横移動で大回りしながら方向転換をして安全に動作しておられますが、できれば小回りもスムーズにしたいとのこと。方向転換は「ゆっくり大回り」が無難ですが、しっかりした家具や手すりなど掴まるところがあれば、一歩後ろへ足を引いて回ることもできそうです。掴まりながら一歩足を後ろへ引く運動をリズムよくおこなってみましょう。足を後ろへ出し、踏みとどまる運動はお尻の筋肉を鍛え、転倒予防にもつながります。小回りをしたい箇所に適切な掴まりどころが無い場合はケアマネジャーや福祉用具担当者へ相談し、手すりの造設も検討するとよいでしょう。
Q3 背中が丸くなりまっすぐな姿勢で歩けない。この状態を治すリハビリはありますか。体の軸が右傾斜になりお腹を圧迫している状態です。
A:リハビリの開始 二本杖の利用 姿勢を正しく 筋力強化
Q4 しゃべりにくい、むせる、字が小さい、歩行障害がある
A:「しゃべりにくさ」や「むせ」の原因の一つに、首の周りの筋肉がこわばっていることがありますので、その場合は首から肩にかけてのストレッチをする。
Q5 安静時にジスキネジアで体が痛くなる。テレビを見ていて右肩が痛む。
A: 体位を変える。同じ姿勢をしない、横になったり起きたりする。
Q6 字が小さくなる
A: マス目を使う
Q7 手、指、腕に力が入りにくくしびれやこわばりもある。動かしにくい。
A: リハビリの継続。何事もリハビリととらえて生活する。気持ちの持ちようについてはセルフトーク ポジティブな言葉を自分に言ってみる。
Q8 右手の震えが強くなってきた。お盆に孫が来たときは症状が気にならなかった。
A: 楽しいこと、刺激的なことに積極的に取り組んでみる。例えば散歩のコースや料理のレパートリーを増やすなど。
Q9 去年の1月に側弯症の手術をした。手術後のパーキンソン病との対応の仕方は。
A: リハビリ体操の指導。一定期間(3ヶ月程度)はコルセットの使用が重要だが、主治医とも相談しながら、体操を中心としたリハビリは大切です。
ごあいさつ 副支部長 三海規雄 2024.10
シニアカー(セニアカー)とは充電式バッテリーで時速1~6kmで走行する車いすのことで、子供たちとシニアカーの導入を検討することになり、各自動車メーカーの資料を比較検討しましたが詳細については掲載されておらず、地域包括支援センターのケアマネジャーに相談したところ福祉用具専門の業者を紹介され試乗できるとの事で1週間後に2台の試乗車を自宅近辺で試乗させてもらいました。試乗の結果性能にはほとんど違いが無く私は買い物に行くため収納の大きさで決めました。決定にあたり福祉用具専門業者の担当者より性能や安全面の他介護保険などについて丁寧に説明して頂きました。当初検討時にはセニアカーを購入する予定でしたが、リースによる介護保険が適用になり保険、オプションの杖立てを含め個人負担額は2、500円/月の見積を提示され契約の運びとなりました。セニアカーは多数の自動車メーカーがある様ですが特に介護保険の適用を希望される場合はいろいろの手続きが必要でセニアカーの導入ご検討の方は各地域の支援センターやケアマネジャーに相談されることをお勧めします。
シニアカーの概要(参考)
製造・販売
製造元:株式会社アテックス
販売元:株式会社セリオ
シニアカーの仕様
機械の種類:ハンドル型電動車いす
モーター:24/390w1個
バッテリー:12V32AH2個
車輪:前後とも2輪ノーパンクタイヤ
最高速度:前進0.5~6.0(無段階)
後進0.5~2.0(無段階)