パーキンソン病は、脳の異常のために、体の動きに障害があらわれる病気です。高齢者に多くみられる病気ですが、若い人でも発症することがあります。黒質のドパミン神経の減少に加え、他の中枢神経や自律神経もダメージを受けます。手足の震えなどの代表的な症状に加え、精神症状や自律神経の障害があらわれることもあります。
・話し方に抑揚がなくなり、声が小さくなる 表情が乏しくなる、しゃべりにくさ(構音障害)、飲み込みにくさ(嚥下障害)、よだれが出やすい(流涎)これらの症状のために、患者さんと介護する家族との会話をサポートするのにつかえそうなアプリがありましたので紹介します。(聴覚障害者や発話が不自由な者と手話に拠らずに会話をする場合など)
タブレットをつかうと、聴覚障害者はタブレット画面に指で文字を書き、健聴者が発話した言葉を自動的に文字に変換して画面に表示するということもでき、よりスムーズに会話ができる場合があります。


1.読み上げアプリ(かわりに喋る)・効果音付き
 対応デバイス:スマホアプリ(iOS)、タブレット対応のiPad版
発言で困っている方にスムーズに会話ができるように作成している。文字を読み上げる。効果音を鳴らせます。

2.こえとら 
対応デバイス:スマホアプリ(iOS
、Android)、タブレット対応のiPad版
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長:徳田 英幸)が同機構の所有する高精度音声認識技術、高品質音声合成技術をベースに、スマートフォン向けに開発したアプリケーションです。

3.Notta 文字起こしアプリ
対応デバイス:スマホアプリ(iOS・Android),Webサービス
文字起こしアプリとは、AIの音声認識機能などを利用して、会議や打ち合わせなどの会話を自動で文字起こしできるアプリのことです。文字起こしアプリは、音声を自動で書き起こしてくれる機能のほかにも様々な機能が搭載されています(ツールによって異なる)。

リアルタイムの会話だけでなく、録音済みの音声ファイルをインポートするだけでデータ化(5時間を5分程度)可能。データ化されたものはタグ付け機能やキーワード検索機能を使ってスピーディに編集可能(句読点も自動で挿入)。編集データはtxt、docx、srt、pdfファイルとして保存可能。104言語を自動文字起こしでき、議事録は41言語にクイック翻訳可能。月2時間まで無料、有料版は月額1,500円(月50時間)。
Nottaは高精度の音声認識とAI要約機能を使って、1時間の音声を5分で文字起こしし、簡潔な要約を作成することができます。インタビュー、対面会議やWeb会議で生成される多量の音声やテキストデータをAIが処理し、重要なポイントを抽出します。

4.音声文字変換&音検知通知
対応デバイス:スマホアプリ(Android)
Googleが公開している無料アプリです。インターネットを使って、会議などでの発語を文字化します。文字化された文章をコピーして別の文書に張り付けることができるので、議事録ための文字起こしとしても使えます。
動画やテレビ番組を見るときに音声文字変換アプリを使って字幕を出すことができます。スマホやタブレットにアプリをインストールし、パソコンやTVなどのスピーカー(出力端子)とスマホをつなぐと音声認識ができるようになります。

最近の音声認識技術の進歩で、音声を文字にする、または文字を音声にするアプリがたくさん登場しています。聴覚障がい者、難聴者だけでなく、これらのアプリを活用して、YouTubeやテレビ番組などに字幕を付けてみるなど、会話やテレビの視聴などをもっと容易にして楽しみませんか?

利用デバイス「iPhoneかAndroidか、MacかWindowsか」アプリによって、「iPhoneアプリ(iOS)しかない」「androidアプリしかない」という場合もあります。アプリが対応しているかどうか確認しておきましょう。