令和6年元日、北陸地方で今まで経験したことのない大きな地震がありました。被災を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げますと共に一日でも早く、元の生活に戻る事が出来ますようお祈り申し上げます。
1月1日北陸には珍しく、雪のない暖かい穏やかなお正月を迎え、ゆったりとした時間を過ごしていました時、小さな揺れを感じました。僅か数分後に家が崩れるかと思うような大きい揺れが来ました。最大震度7.5の能登半島地震が起こりました。テレビ、食器棚 冷蔵庫などガタガタ揺れ倒れるかと思いました。外は電線がビュ―ビュー鳴って今にも切れそうでした揺れが収まったところでストーブの火を消し、地震の大きさ、震源地はどこか確かめるためにテレビをつけました。その時はすでに富山湾沿岸に津波警報が発令されていました。防災ラジオで「海から少しでも遠いところへ、高い所へ避難してください」と避難を促す指示がありました。Jアラートが鳴り緊迫した状態です。すぐに傍にあったかばんとコートをもって避難場所として指定されている近くの小学校の屋上に避難しました。訓練と実際とではだいぶ違いますが、皆さん落ち着いて静かに屋上まで避難しました。屋上には既に沢山の人が来ており、屋上から見る町は静かでいつもと変わりありませんでした。小学校には200人位避難していました。暫くしてから教室に移動し、そこでペットボトルの水、非常食のご飯、毛布が配られました。何よりも地震の様子を知ることができるテレビと、寒さを凌ぐ事のできるエアコンの設備が有り避難場所として恵まれていたと思います。何度も余震があり、そのたびに緊張と不安で固まってしまいます。スマートフォンで家族や友人、身内のかたと連絡を取っている方が多く見受けられました。
自然災害は、予期しないときに起こります。万が一に備えて防災対策をもう一度確認をしておくのも大切です。パーキンソン病は被災度の強さによって運動障害に加えて、「無動」や「震戦」、「筋固縮」「動作緩慢」等の症状の悪化が見られることがあります。一人での避難は無理な時も有ります。車での移動が考えられますが、大変な渋滞が予想されます。車を使わずに安全な場所へ行く方法はないか、ご家族で具体的な避難方法等を話し合っておく必要があります。又防災訓練など、町内の行事には積極的に参加し、ご近所との、コミュニケーションを良くし病気の特徴などを知って頂き、いざと言う時には協力のお願いをして置くことも大切です。
連日、ボランテアの方達の働きが報道されています。日本全国からの温かい心です。私達も被災地に支援を、スーパーのカウンター、公共施設の入口などにある募金箱に、募金をして復興の支援に協力しましょう。
全国パーキンソン病友の会富山県支部 NO.125 2024.3 より転載
全国パーキンソン病友の会富山県支部 NO.125 2024.3 より転載
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