畠リハビリジムについて寄せられた質問をまとめました。
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北日本2018122
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北日本201812


Q. 何処に在るのですか?
A. 富山県高岡市の北陸新幹線新高岡駅から南へ直線で2kmほど行った、周りに水田が広がり立山連峰を望めるのどかな場所にあります。(高岡市二塚552 又は639スマホGPS表示)
近くの公共交通機関としては、JR城端線の二塚駅があり、そこから800mほど距離があります。
HataGym_Panorama
Q. どんな経緯でリハビリジムは設立されたのですか?
A. 会長の畠勲児さんは、定年退職後の2002年(平成14年)に体調を崩し、パーキンソン病と診断されました。当時は10年で寝たきりになるといわれていたので、将来への不安に凄く落ち込んだそうです。
しかし、医師の「薬を飲むことと同時に、リハビリは毎日欠かさぬように」との言葉に一縷の望みを抱きリハビリをはじめようとしたものの、周りにリハビリをしている団体も場所もありませんでした。
2003年(平成15年)当時、畠さんは厚生センターの難病患者自主グループに加入していましたが、月2回の活動にリハビリはなく、また、そこで知り合った人に薦められて入会した富山県パーキンソン病友の会も発足したばかりで満足できるものではありませんでした。
それならばと、自宅の農機具など仕舞っていた納屋を改装して無償で提供することを決め、2004年(平成16年)11月、富山県パーキンソン病友の会の仲間3人が2階に集まり、トレーニング器具を使ってストレッチ運動などのリハビリをはじめました。
その後、リハビリの内容も、整体の専門家に協力を仰いで独自に考案した体操をDVDに編集したり、2005年(平成17年)からは、ヨーガ講師の指導によるヨーガをはじめとして、詩吟に音楽療法と多くの援助者の力をお借りしながら、現在のリハビリメニューの形が出来上がりました。
その間、富山県パーキンソン病友の会の支部として続けてきた活動が認められ、企業からの寄付金や赤十字の助成金を頂くようになり、会員が増えて手狭になった2階から移るため1階の土間を床張りにしたり、トイレやエアコンを増設したりと設備の充実を図ることができました。
その他にも、流し台を修繕したり、駐車スペースを拡張したりと、畠さんや友人らの奉仕によるリフォームを続け、ソフト面ハード面共に全国でもユニークなリハビリジムとして知られるようになりました。
ちなみに、2009年にNHKテレビで紹介されて多くの見学者が訪れました。
Q. リハビリはどんなことをするのですか?
A. 運動機能の維持回復として、ラジオ体操、発声訓練、ストレッチ体操、筋力強化体操などを行います。それらを独自にプログラムしたリハビリ体操をDVDに編集し、その映像に合わせて1時間ほど行います。
その後、15分程休憩してから、ヨガの専門指導者によるヨガ体操を1時間ほど行います。
その他は、希望者だけですが、ハーモニカ教室(専門講師による指導アリ)、ハンドベル、カラオケ、囲碁、将棋などを週一回のペースで行っています。
詳細は、下記のタイムテーブルをご覧ください。
畠ジムタイムテーブル
Q. リハビリの効果はありますか?
A. 完全に治す治療方法のない難病なので、リハビリで治らないことは理解しておられると思います。
ただ、パーキンソン病の症状としての運動機能や筋力の低下、嚥下障害、言語障害などといった機能低下を少しでも遅らせ維持することは可能だと言われています。
それには、患者本人の前向きなやる気と、真摯にリハビリに取り組む姿勢が大事です。
直ぐに目に見える効果はないでしょうが、コツコツと続けていれば何か変化を感じてくるはずです。身体変化だけでなく、同病の仲間と集い語らうことによる精神的安定がストレスを軽減し、毎日の生活に張りを与えてくれることでしょう。
楽しいことをするとドパミンの分泌が促進することが分かっています。
まずは、リハビリを楽しんで続けてみませんか。
Q. 野外活動もありますか?
A. これまでの事例として、春に県中央植物園へ「花見の会」、夏は畠ジム内敷地で「流しそうめん」、秋は高岡市国吉リンゴ園へ「リンゴ狩り」、冬は公立の保養施設へ「日帰り温泉」、などの野外活動を行っています。
これらの行事へは、あくまで自由参加ですが、ボランティアの方たちも同行してくださるので、迷惑をかけるからと気兼ねして遠慮される必要はありません。明るく楽しくプラス思考で前向きに病気と付き合うのもリハビリではないでしょうか。
また、毎月一回、ボランティアの方々がお茶会と称して抹茶を淹れてくださいます。お茶会といっても、形式ばった正式なものではなく、テーブルに座って普通の煎茶を飲む感じでいただきます。
とにかく、和やかな家庭的雰囲気なので、気兼ねなく悩みを話し合えるのも、畠リハビリジムの魅力だと思います。
Q. 入会金や会費は要りますか?
A. 入会金は要りませんが、同時に富山県パーキンソン病友の会へも入会していただき、5,000円の年会費を納入していただきます。なお、友の会々費は、年会費のみで、年度初め(4月)にあらためて更新の支払い依頼があります。
その他、ジム運営費用(暖房・灯油代、電気・水道料、部屋借用料、茶菓子代など)やジム単独の行事として、花見やリンゴ狩りなどの都度、交通費(市の福祉バスを利用するためガソリン代のみ負担)や弁当代、施設利用料などの実費を徴収しています。
Q. 重症度による入会制限はありますか?
A. 介護施設ではないので、飲食やトイレが自分でできる方に限らせてもらっていますが、家族などの付き添いがあれば症状により認めることもあります。
会員には、パーキンソン病に限らず、他の難病の方、怪我や術後のリハビリが必要な方も数名いらっしゃいます。
一度、体験しにいらしてください。
Q. マイカー以外に通う方法はありますか?
A. 家族や知人にマイカーで送迎してもらう方がほとんどですが、マイカーを自分で運転してくる方が数名います。駐車場は7台分スペースがあり、現在空きがあります。
お住まいによっては同乗してもらえるかもしれませんので、ご相談ください。
Q. 毎回参加しないといけませんか?
A. 週一回でも、月に数日の不定期でも、あくまで自由参加です。
都合で出席できなくても、一々連絡する必要はありません。時刻に遅れても構いません。ご自身の体調に合わせて出てきてください。
ただし、一か月を越えるような長期欠席となる場合は、連絡していただけるとありがたいです。
Q. 会員構成は?
A. 増減はありますが15人前後登録されています。
男女比は男6対女4くらいで、年齢構成は、60代後半から80代の方までと幅広いです。
Q. 入会するには?
A. 畠ジム管理者の電話番号は、いたずら防止のため非公開としています。
友の会事務局の釣さんに連絡していただき、面談日時など打ち合わせしてください。
訪ねたからといって、入会を強制することはありません。
まずは、患者本人に体験していただいてから、後日でも構いませんので正式に入会を決めてください。
Q. ボランティアとして協力したいのですが?
A. ボランティアとして参加されたいというお気持ちに感謝いたします。
ご存じのように、パーキンソン病患者は、転倒したり薬が切れてオフになったりするので、特に野外活動の時など介助が必要になります。
現在、会員を支えるボランティアの方が約5名、ジムの行事に合わせて応援していただいておりますが、各自の仕事や家事の都合で参加できる人数が限られています。
送迎ボランティアの方も募集しています。ご協力していただけるとありがたいです。
希望の方は、内容説明を致しますので、納得していただいた後登録させてください。


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畠さん