富山県パーキンソン病友の会の毎年恒例となった、医療講演と一泊温泉旅行に昨日2日から3日にかけて行ってきました。
場所は、世界遺産の合掌造りがある五箇山温泉の五箇山荘です。

なお、掲載写真は、プライバシー保護のため、顔はマスク処理してあります。

今回の医療講演は、LSVTというパーキンソン病に特化したリハビリプログラムについてで、指導者の資格を取得された、田村茂先生(地域リハビリ支援室・タムラ 代表/医学療法士)にお話をしてもらいました。
しかし、ホテル到着から会議室への集合に手間取って講演開始が遅れてしまい、残念ながら駆け足での概要説明で終わってしまいました。
詳細はよく分からなかったけれど、LSVTには声、音声の訓練を行うLOUD(ラウド)と、動き、動作の訓練を行うBIG(ビッグ)とがあること。
4週間の入院が必要だということ。
トレーニングがハードなため関節痛や筋肉痛などで途中脱落者がかなり多いということ。
また、実際に、腰が伸びて動きがスムーズになった患者さんが何人もいるということ。
などが印象に残りました。
それで聴講者の中には関心を持たれた方もいると思うので、田村先生に次号の会報に寄稿してもらうことにして、事務局としても継続して講演や情報提供の機会を設けていきたいと考えています。
20161002_LGVT
閑話休題。
入浴の後、続いて18時から、毎年恒例の大宴会がはじまりました。
総勢57名で少し女性の方が多いせいか、それとも症状や服薬との関係なのか、お酒は皆さん控えめでありました。その代わり、遠慮を知らず積極的にカラオケのマイクを握る人が絶えず、途切れることなく歌声が響いていました。
20161002_Karaoke
更に興が乗ってきてダンスがはじまると、若い頃を思い出したのか恥ずかしそうにうつむく女性に、冷やかしの拍手が送られてヤンヤヤンヤと盛り上がりました。
20161002_DANCE
明けて翌日、昨夜の疲れはまったく見られず、普段より軽い足取りで歩く人がいたりと、皆さん楽しい思い出作りができたらしく満足された笑みが溢れていました。
今回参加できなかった会員の方々へのおみやげ話は、次号の会報に掲載しますのでお楽しみに……。

また、会員でない方々は、友の会の活動に関心を持っていただけたでしょうか。
ご一緒に楽しい療養生活をおくりませんか。
友の会への入会をお待ちしています。
投稿者 新田 恒有